日本人が陥りがちな英文メールの罠

今日は英語のメールの話です。

海外にメールして、ちゃんと書いてるはずなのに通じない!と思ったことはないでしょうか? それの対策について書きます。 具体的にはアメリカがメインですが、イギリスとその他ヨーロッパでも仕事でやり取りをした際に同じ傾向があったので、多分日本以外はどこでも同じだと思います。



【悪い例】

日本人はメールで長文を送りがちです。

「Xしてください、そのうえで条件YのときはZしてください」

を10行くらいのメールで書いた場合、微妙な英語の下手さとアメリカ人の短文メール文化とがあいまって条件Yは無視されて、黙ってXとZが実行されることがかなり多いですw



【悪い例2】

他にも、

「Xを実行してね。Aという方法と、Bという方法と、Cという方法があるけどCが一番良いと思う」

というようなことを10行くらいのメールで書くと、アメリカ人にとりあえずAが実行されるケースが多いです。



【じゃあどうすれば良いか】

アメリカ人は、メールでのコミュニケーションは短文です。

背景説明から複数のパターンまで全部詳細に書いて、1通で相手が全てを理解できるように配慮する日本人のメールの書き方と違って、

「とりあえずこれでやってみて、うまくなかったらまた連絡して」

という感じの、短文で複数回のやり取りをするのが前提のコミュニケーションです。 そのため、基本的に現地で仕事するならこの方法を使うほうが良いでしょう。



とはいえ、時差のためにそうも言っていられない場合もあります。 そういう時は文章で表現するのではなく、箇条書きや改行をうまく使って、細かい情報を全部後ろに追いやってください。

「最初にやるべきアクションを書く」

これが重要です。あとは、後ろに詳細だよと付け加えておくくらいで良いでしょう。多分読まれませんが。