裏起毛ストッキングと戦時中の国民服
ちょっと前に、こんなツイートがバズっていました。
寒がりにより寒がりのための
— †みゆ(仮)🥀地獄まで30㌢ † (@Miyu_jg3) December 22, 2018
20デニールの黒ストッキング履いてる風に見えるタイツ買いました
これはすごい...何も怖いものない
裏起毛で素晴らしく暖かい pic.twitter.com/3Hpaeo0hp6
ブツはこういう類のものだと思われます。
なぜだかわかりませんが、日本において、女性は公式な場ではストッキングをはくことというのがマナーとされています。意味不明です。 素足を見せるのが良くないのであれば、タイツとかでもいいと思うのですが、そういうわけにもいかないようです。 まぁ、おっさんが足をみたいから「マナー」といってタイツとかを「フォーマルでない」服装に仕立て上げてるんでしょうね。 結局、周りと同じようにしなければならない、浮いてはいけない、という日本の悪しき慣習なのでしょう。
実は、戦時中の国民服も、同調圧力によるものであったことが、当時の文献に書かれています。
”たとえば、最も手近な服装の問題にしても、ゲートルを巻かなければ門から一歩も出られないようなこつけいなことにしてしまつたのは、政府でも官庁でもなく、むしろ国民自身だつたのである。私のような病人は、ついに一度もあの醜い戦闘帽というものを持たずにすんだが、たまに外出するとき、普通のあり合わせの帽子をかぶつて出ると、たちまち国賊を見つけたような憎悪の眼を光らせたのは、だれでもない、親愛なる同胞諸君であつたことを私は忘れない。”
結局、周りと同じようにしなければならない同調圧力が、戦時中は国民服やモンペを着せ、今ではスーツやストッキングを着せているのでしょう。
日本のこの慣習、どうにかならないもんですかねぇ。