アメリカでの車の買い方
前回のエントリが結構好評だったので、アメリカで車の悩みを持つ人は結構いるんだなということがわかりました。
旦那がアメリカ駐在になったら・・・ - 人生の難易度が高すぎるのですが
思い返せば、私もこちらに来たばかりの頃、どうやって車を買おうか悩んだものでした。 そこで、今回はアメリカでの車の買い方を解説します。
ちなみに、前回のエントリでV8エンジンのアメ車を推してるので、例として日本の普通車くらいの値段でアメ車を買いたい・・・!という例を使います。 (条件の入力次第で応用が利くので、アメ車以外の人にも有益ですw)
まず、中古車比較サイトで相場をリサーチ
最初の画面ではあんまり検索条件が指定できないので、自分の住んでるところのZIPコードを入れて適当にサーチします。
ここでは例として、ロサンゼルスの90001を入力して説明します。
そうすると、こんな感じの画面になるので、左側に条件を入力していきましょう。
お勧めの入力項目
Radius:半径のマイル指定です。とりあえず25か50くらいを入れましょう。さすがに1時間以上かけて行くのもだるいので。
Minimum Price:最小金額です。あんまり安いとワケアリになるので5000ドルくらいで行きましょう。車に詳しい人ならゼロでいいと思います。
Maximum Price:予算の限度額です。まぁ日本の新車価格と想定して24000ドルくらいで行きましょう。
Mileage:走行距離です。アメリカはやたら走行距離が伸びる国なので、10万マイルくらいまでは気にしなくていいと思います。(私はコルベットは7万マイル、M3は10万マイルのを買いました。)
Style:車の形です。Convertible、Coupe、Sedanあたりにチェックをつけましょう。
Drive Type:駆動方式です。おすすめはAWD/4WDとRear Wheel Driveにチェックです。(全部チェックでも良いです)
Make:メーカーを選ぶところです。Chevrolet、Dodge、Ford、GMCにチェックをつけましょう
Engine :もちろんV8なので、8 Cylinderを選びましょう。(6 Cylinderでもいいです。)
こうやって入力していくと、こんな感じで候補が表示されます。あとは好きなV8のアメ車を候補として心に秘めましょう。
ここに表示されている中だと、一番上の2001コルベットか一番下の2010マスタングがお買い得な感じがしますね。
相場のチェック
次は、自分が決めた車種の相場をチェックします。
たとえばコルベットに決めたとしましょう。決めたら、他のメーカーのチェックを解除して、Chevoletだけにします。
そうすると、Chevrolet Modelsという項目が出てくるので、そこでCorvetteを選びます。
そしてこの画面をスクロールしながらじーっとにらむと、2000年代前半なら2万ドルを切るとか、2000年代後半でも10万マイルを超えると2万ドルを切ってくることがわかります。
ここから先は自分の好きな色とかスタイルで選べばいいのですが、選ぶ際に同年式、同走行距離だとどれくらいの値段になるか確認しておきます。で、実際に自分の好みの色ではないけれど、ちょっと安いのを覚えておきます。スマホで開いておくといいでしょう。
お店に行って交渉する。
お店に行ったら、目的の車を見ましょう。そんで試乗させてもらいましょう。アイドリング時にタコメーターの針がプルプルしてなければ大体大丈夫です。
アクセルを踏んでV8エンジンの加速を味わってください。これまでに感じたことの無い加速すればOKです。
あ、一応走り終わった後に車のしたを覗いてみてください。古い車だとたまにアンダーカバーがはがれてきます。
その後、事務所に戻って値段を交渉しましょう。事前に準備した、同年式くらいでちょっと安いものを見せて、「これと迷ってるんだよね」などといいましょう。そうするとマネージャーと話してくるといってちょっと値段を下げてくれます。
あとは、そこで決めるか、帰るフリをしてもう1段下がるか狙ってみます。
もし他のお店の車も見たい場合は、他にも現物確認したい車があるからといってさっさと立ち去りましょう。事前調査であんまり交渉長引かせてもお互い時間の無駄です。
最終的に決めるときは、良い感じに値下げしてくれたら担当者に20ドルのチップをあげます。もしくは、もう買うことを決めていたら、これあげるからもう少し下がらない?って20ドル札を担当者にあげてみましょう。
契約
契約書を確認します。カリフォルニアだとA4サイズで4枚分くらいの細かい文字の契約書にいっぱいサインします。 そうすると、「支払いは明日までにね」とか言われるので、当日か次の日に銀行に行って、Certified Checkを作ってくれと頼みます。 で、それを持ってもう1回車やさんに行って、その場で鍵を受け取って帰ります。
これで晴れてあなたもV8エンジンの虜に!
無事に車を手に入れたら、ぜひ近くの国立公園に行ってみてください。米国の国立公園は非常にクオリティ多角整備されているので、日本ではありえない巨大な自然を快適に満喫できます。
ゴミ箱がそこらじゅうに設置されてますし、オムツも捨てれるので赤ちゃん連れでも大丈夫!